再始動直前!すえひろインタビュー

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2019年6月9日の新装興行「ラストアンサー」を前に、すえひろ選手のインタビューを先出し公開!
札幌オーギリングと共に成長してきたすえひろ。王者として休止興行迎えたが、ラストマッチで挑戦者に敗れてしまった。
あの日から約1年6か月。すえひろの、札幌オーギリングの休止期間とこれからを聞く。

 

─── オーギリング休止興行から今まで何をしてましたか?

すえひろ:えーっと、ですね。休止してから結構すぐに正社員で就職できてすごく忙しくて。だから、ほぼ毎月あったオーギリングがなくなって切れ目として逆にすごくよかったなって思ってたんです。今年27歳なんですけど、将来のことをすごく考える年齢だと思うんです。そういうのを含めて、色々落ち着いていいんじゃないかと思ってたんですけど。結局のところその職場で正社員になって1年くらいで精神的にダメになっちゃって、正直あまり良くない辞め方をしてしまったというか、限界がきてしまって結構ドン底のような感じでしたね。

─── その職場っていうのがオーギリングに出始めたのと同時期に働き始めた職場なんですよね?

すえひろ:もともと名古屋で出稼ぎに行っていて。その名古屋に出稼ぎに行くその当日の朝に空港でツイッターで「オーギリングが始まります」っていうのを見て、こんなのやるんだって思ったのをすごく覚えていて。むこうで半年くらい働いて、札幌に戻ってきて上田さんに出たいんですけどって連絡して。それと同じ時期くらいにその職場で働き始めたんですね。それからオーギリングと仕事っていうのが生活の両輪で。それでオーギリングがなくなって、自分が意識しないところで発散する場とかもなくなってたんでしょうね。それで爆発してしまって。長く働いた職場なのに。俺は何一つあの頃から変わってなかったんだなって。

─── あの頃っていうのは?

すえひろ:大学の頃かな。結局逃げグセがすごいついてるんですよ。

─── 逃げグセっていうのは具体的にいうと?

すえひろ:んー・・・辛いなって思っちゃうと発散の仕方がわからなくて。すごい甘ったれた考えなんですけど。結果的に上手くいかなくなって溜め込んだ末に失踪してしまったりするんだろうなって。

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─── オーギリングはどういうところが楽しいですか?

すえひろ:なんなんですかね。頭で色々考えるんですけど、実際に舞台に出たらその全てが当てはまるような場所なんですよね。勝つ回答だったり、お客さんを笑わせる回答だったり、自分が楽しいと思うための回答だったり、興行全体の流れを考えての回答だったりを色々考えるんですけど、いざ出るとその全てが当てはまるような回答が絶対あって。そういう回答が出せるのはオーギリングっていう空間じゃないとなかなか出せないんじゃないかなって。一般的な大喜利ライブだと大喜利対決で勝てばいいとか、司会の人がつっこんでお客さんが笑えばいいで終わるんですけど、オーギリングはそれにマイクがあったりとかワチャワチャするところがあったりだとか。でも一番大事な根幹のところでは大喜利をやって勝たないといけないというのがあって。そういう色んな気持ちが全部グチャグチャに混ざってる楽しさみたいなのはすごいありましたね。

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─── "今"のすえひろ選手にとってオーギリングってどんな存在ですか?

すえひろ:今は正直、何も見えないですね。どっちかっていうと不安の方が強いんですよ。一番不安なのは前の方が面白かったって思われることなんですよね。正直、今回の興行で自分は結構大事なポジションになってくるのかなって思っていて、そこで俺は全てを受け止めて打ち返せるのかっていう。考えすぎっていう気もするんですけど。楽しみではあるんです。本当に。

─── それを踏まえて今回のオーギリングにどういった気持ちで参加しますでしょうか?

すえひろ:今までと違って楽しみたいだけじゃないんですよね。楽しいは楽しいんですけど、興行として成功させたい気持ちがすごく強くて。何をもって成功なのかがわからないんですけど、集客なのか、SNSの反響なのか、初めての客さんの満足度なのか、今までのお客さんの満足度なのかってすごく難しい話なんですけど、そういうのを全て飛び越えて、新装興行を思い出した時に「スゲェ興行だった」とみんなが思える興行にしたいっていうのが強いですね。自分の気持ちは置いといて。そこは背負わないといけないんだろうなって思っています。

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5月25日の会見では、より多くの不安を語ったすえひろ。
果たして、札幌オーギリングはどこへ向かう?

今回のインタビューは当日のパンフレットにロング版が掲載されます
是非、会場でご覧ください。

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